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SHIFT SECURITY セキュリティの学び場 ニュース解説 非常勤医師が患者リストを通勤途中紛失

非常勤医師が患者リストを通勤途中紛失

非常勤医師が患者リストを通勤途中紛失
目次
  • 今回の解説ニュース
  • やむを得ず、パソコンなどの情報資産を持ち出す場合の対策
  • パソコンの紛失や盗難に備えた対策

こちらの記事は、セキュリティ専門家の松野によるニュース解説ラジオ「今日の10分セキュリティラジオ」の放送内容を文字に起こしご紹介しています。

今回の解説ニュース

非常勤医師が患者リストを通勤途中紛失

茨城県は9月7日、県立こども病院での個人情報の漏えいについて発表した。(記事はこちら)

【お届けするニュースはサイバーセキュリティ専門ニュースサイト「ScanNetSecurity」の提供でお送りしています。】

個人情報が入ったカバンを紛失してしまったということです。今回は、情報資産を持ち出す場合の注意点や、紛失や盗難に備えた対策について説明します。今回のインシデントは、46名分の患者氏名、患者ID、年齢、性別等が記載されていた診療予約リストを紛失してしまったというものです。原因としては、個人情報の院外持ち出しは禁止されていましたが、事前確認のために印刷した診療予約リストが入ったカバンを、通勤途中に紛失してしまったことが挙げられています。その対策として患者や患者の家族に対し、謝罪と説明を行っています。また、利用した交通機関に連絡、警察にも遺失届を提出していますが、カバンは見つかっていないということです。再発防止策としては、今後、非常勤医師を含む職員全員に対し、改めて個人情報の院外への持ち出し禁止について周知徹底を図るということです

やむを得ず、パソコンなどの情報資産を持ち出す場合の対策

やむを得ず、パソコンなどの情報資産を持ち出す場合は、持ち歩く時間を最小限にすることが必要です。

情報資産を持ち歩けば、一定の紛失や盗難のリスクが発生します。持ち出す時間が長ければ長いほど、そのリスクは比例して大きくなるわけです。リスクを完全になくすためには、情報資産を持ち出さない選択をすることになりますが、それが難しい場合は、できるだけ持ち出す時間を短くすることを意識してください。また、持ち出す時間が一定でも、気のゆるみによって紛失や盗難のリスクは増えることになります。

パソコンの紛失や盗難に備えた対策

パソコンの紛失や盗難に備えた対策として、パスワードを設定すること以外に、パソコンに保存されているデータを暗号化することが必要です。

パスワードでパソコンにロックをかけておくと、パスワードがわからなければ、確かにログインしてパソコンのデータを読み取ることはできません。しかし、ログインを介さずにデータを読み取るなど、パスワードを迂回する攻撃手法が複数存在しているため、手元にパソコンがあれば、パスワードがかからなくても、データを読み取られてしまう場合があります。よって、パソコンのデータを暗号化することで、パソコンを紛失したり、盗難されたりしても、第三者からの不正アクセスや情報漏洩を防止することが期待できます。

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この記事の著者 セキュラジチーム

話題になっているセキュリティニュースやセキュリティに関する疑問を専門家の解説と個性豊かなパーソナリティたちがお送りしています。1日10分で、気軽にセキュリティの知識を深めることができます。放送は月曜・水曜・金曜の朝7時15分。

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